本ブログでは栄養に関する情報を中心に掲載しております。
そこでまずは栄養とは何なのかを最初に整理するため、栄養という言葉の定義と、マクロ栄養素とミクロ栄養素の分類について説明しておきたいと思います。
栄養とは
栄養について検索してみると以下のような結果が出てきます。
栄養(えいよう)とは、生物が体外(外界)から物質を摂取し、それを体を構成する、(維持する)生活活動を行うなどするのに役立たせる現象。大正以前は「営養」と表記されることも多かった。
なお、「栄養」は体外から取り入れられる物質のことも指している[1][2]が、取り入れられる物質は、より厳密には「栄養素」と呼ばれる。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
前半の内容は、一般的な「栄養」とは少し異なる印象ですが、基本的に何かを摂取して生命活動に役立たせる現象のことを指すようです。
一般的には、後半の体外から取り入れられる物質のことを指しており、本ブログでも基本的に「栄養」とは、体外から取り入れられる物質のことを指していきます。
栄養とは、上段の通り、一言でいえば「体を動かし、成長させ、生きるための燃料」ですが、もう少し掘り下げてみましょう。
栄養は、食べ物や飲み物に含まれるさまざまな成分を指し、私たちの体がうまく機能するために不可欠な要素です。
これを車に例えると、栄養はガソリン、エンジンオイル、タイヤの空気圧のようなもの。
ガソリンがなければ走れないし、オイルや空気が不足するとスムーズに動かない。
つまり、栄養は「生きるための材料」であり、「パフォーマンスを最適化するためのツール」でもあります。
「マクロ栄養素」と「ミクロ栄養素」
栄養には大きく分けて2つのカテゴリーがあります。
1つ目は「マクロ栄養素」と呼ばれるもので、これはよく聞く一般的な栄養成分で、三大栄養素と言われたりもします。
具体的には、炭水化物、タンパク質、脂質の3つ。
炭水化物は、体を動かす燃料そのもので、体を動かすエネルギー源として必要です。
タンパク質は、体の「建築材料」で、筋肉や細胞、髪の毛や爪を作るために必要です。
そして、脂質です。これを聞いて「脂肪をつけたくない!」と思うかもしれませんが、脂質も重要です。脂質はエネルギーの貯蔵や、ホルモンの生成を助けるため、適切な量がなければ健康を維持できません。
もう一つのカテゴリーは「ミクロ栄養素」、すなわちビタミンやミネラルです。上記のマクロ栄養素と合わせて、五大栄養素と言われたりもします。
マクロ栄養素は体の「メンテナンス要員」といったものです。
例えばビタミンCは、免疫機能を強化し、細胞の修復を助けます。
カルシウムは骨を強くし、鉄は酸素を体中に運ぶ赤血球を作る手助けをします。
ミクロ栄養素は少量で十分ですが、その「少量」が欠けると体調が崩れます。
それぞれの栄養素の代表的な役割を説明しましたが、実際のところ栄養状態や体の状態によって異なる使われ方をすることがあります。
例えば、炭水化物をほとんどとらない状態が続いていたとしても、十分なたんぱく質や脂質を摂取していれば、体を動かすことができます。
また、栄養素として示しませんでしたが、アルコールにもカロリーが存在します。
このカロリーの考え方は難しいので後に説明をしていきたいと思います。
これまでの内容をまとめると、栄養とは「体を動かし、成長させ、生きるための燃料」であり、「マクロ栄養素」と「ミクロ栄養素」の2つに分けられるということを覚えていただければと思います。
コメント